資産形成としての住宅取得-コロナ禍でも衰えない購買意欲

自宅戦略を考えるヒント

日本経済を直撃したコロナ禍はマイナス材料になっていないのでしょうか。

足元を見ると、コロナ禍を経た今も住宅購入意欲は衰えていません。

むしろ、先行き不安があるからこそ、積極的に住宅を買い求める若い世代が増えています。

理由は資産としての価値上昇です。

低金利や収入増で若い世代も持ち家へ手が届きやすくなる一方、都市部マンションなどを中心にマイホームを手放す際の中古価格の上昇が目立ちます。

購入したマイホームを『終(つい)の棲家(すみか)』とみる層は若い世代になるほど少なく、冷静に価格動向や売り時を分析している人も年々多くなっています。

若い世代すべてとは言えませんが、一定数は価格に先高観があるとみて、あえて早い段階で購入しています。

価格上昇など好条件が整えば売却・住み替えにも抵抗がありません。

こうした層は住宅購入も資産形成の一環ととらえています。

理詰めの行動を重んじる姿勢は、無駄な出費を嫌う若い世代のイメージと重なる部分も多いです。

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